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光透波(ことは)の泉【デジタル版】  しあわせの波紋                        

光透波(ことは)の泉【デジタル版】  しあわせの波紋                        

古代アメリカと日本

日本を含めた、太平洋上をぐるりとめぐって、南北アメリカ大陸を含めた「環」のようになる、「環太平洋文化圏」というのがあります。

1962年、南米エクアドルの太平洋岸、バルディア地方の貝塚から、ひとつの「奇妙な」遺物が発見されました。

そこから出土した遺物とは、何と、日本の縄文式土器と酷似する遺物の破片でした。

南米エクアドルといえば、日本から言えば、太平洋のはるか向こう側、南米アメリカ大陸にある国です。

なぜ、そんな場所から、縄文式土器が出てきたのか?


日本の学者たちは、縄文人が、舟で海を越えて、南米大陸へとたどり着き、文化を伝えたのではないかと考えました。

しかし、海流の流れからして、実際は「逆」であった可能性が高いようです。

そのことは『古代失われた日本と環太平洋文明の謎』(飛鳥昭雄)に記されています。
以下、参照して書いてみます。

縄文人や、あるいは弥生人が、太平洋を越えたと仮定すれば、北太平洋海流に乗る必要があります。
いわゆる北側のルートになるのですが、このルートは、季節によっては、寒さで命を落とすこともあれば、うまく流れに乗れないと、北極付近まで流されてしまう危険性もあります。

ですから、古代アメリカから、日本へ、人々がやってきたと考える方が自然です。

南北アメリカ大陸から、西へ向けて出向すれば、ちょうど太平洋の中央付近の流れである、北赤道海流や南赤道海流の温暖な気候の流れにのることができます。

途中、環太平洋の島々に移動することができ、流れに乗って、日本へ到達することも、十分可能になります。


ちょっと、話がそれますが、
よく言われることに、この太平洋上の島々には、さまざまな伝承があり、それらを集め研究した、イギリスのチャーチワードという人物がいます。

彼が発表した内容とは、

かつて、太平洋には、「ムー大陸」という巨大な大陸があった!!

という説です。

アカデミズムからは、全く無視されていますが、実際に残ったり伝わる伝承を見ていくと、非常に魅力的な説です。




しかし・・・。


はっきり言ってしまえば、批判を覚悟で言いますが、

かつて、太平洋上に「ムー大陸」は、一度も存在したことがない!!

ことは明白です。

なぜか?

これは、地質学などから、明らかなことです。

かつて大きな大陸が太平洋上に、あって、何らかの原因で沈んだとします。
そうした場合、必ず、大陸のあった痕跡というか、そういうものがなくてはならない。

地質学的には、大陸と海の地質の違いは明らかです。

そして、太平洋上には、その大陸の地質は、全くないということが分かっています。
ですから、太平洋上には、そのような巨大な大陸は、かつて一度もなかったと断言できることになります。

では、ムー大陸はなかったのか?

ここは微妙な問題なのですが、かつて、大きな大陸があった伝承は、太平洋上の島々にそれこそ無数に残っているようです。
だから、こういった伝承を無視することはできません。

ムー大陸は、なかったけれども、ある意味、かつて巨大な大陸は、存在したともいえます。

これについては、また、機会を改めて、紹介したいと思いますが、こういった伝承は、ひとつ言えば、「聖書」に記された「ノアの大洪水」との関わりがある、ということになります。

ですから、たとえば、霊能者や、予言などで、近い将来「ムー大陸」が太平洋上に浮上してくる、などとまことしやかに言っている人がいれば、ちょっと疑ってかかった方が、賢明です。


太平洋上に大陸となる地質がない以上、どう逆立ちしても、太平洋上から大陸が浮上してくるなどということは、ありえません。

それは、科学を全く知らないと思われるか、科学を全く無視した説ということになります。

逆に考えれば、歴史をさかのぼっても、そういう巨大な大陸が、かつて太平洋上にあったということも、現実的に言えば、ありえない、となります。

しかし、伝承は事実だと思われますので、このことは、かつてあったと、アカデミズムでも言われている、ある巨大な大陸へと繋がっていくことになると思われます…。


話がそれましたが、アカデミズムでは、無視されていますが、

日本の縄文式土器とそっくりなものが、古代アメリカからも出土しているということは、先の海流の流れなどから見て、

縄文人や、あるいは弥生人も含めて、彼らのルーツは、古代アメリカにある!

ということになります。

古代アメリカの人たちは、間違いなく海流にのって、古代日本へやってきています。

大雑把にいえば、古代アメリカとは、南米大陸のマヤやインカ文明の人たちであり、ネイティブアメリカンや、さらに言えばイヌイットをも含む人たちである、ということになります。

そして、この古代アメリカの人たちは、どこから来たのか、とさらにさかのぼっていくと、日本とは逆のユーラシア大陸の西側、つまり、「聖書」発祥の地、中近東、ということになるようです!

となると、古代アメリカと、古代ヘブライの繋がりもでてきます。

すべては古代ヘブライに集約されるということになります!!

それは、なぜかというと、「ノアの大洪水」(これは事実です)で、ノアの一家8人は、アララト山にうちあげられ、そこから人類は再び広がっていったということが記されているからです。

ノアの大洪水は事実であったという、一番の物証としては、実際にアララト山付近で、ノアの箱舟と思われる痕跡が発見されているからです。
これについても、機会があれば、取り上げてみたいと思います。

大まかに言えば、古代ヘブライから、東回りのルートで、古代ヘブライ人がやってきて、西回りのルートで、古代アメリカを経て、古代アメリカ人(ヘブライ人含む)がやってきた。

日本のルーツは、想像以上に、壮大な歴史を秘めているのかもしれません。


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